このシステムは、インターネットのウェブブラウザを利用して運用されます。(
ウィンドウズで
インターネットエクスプローラを使用する事を想定して作成されています。)
現在では、インターネットを利用したショッピングや銀行、証券サービスが存在する一方で、ネットワークサービス企業からの情報漏洩が後を絶たないのも事実です。
私たちはこのような危険性が存在することを承知していますが、インターネットの利便性を享受できるメリットから、システムをウェブ上に構築しました。
コンピュータシステムとしての安全性を高めるため、出来うる限りの努力を行っていきますが(セキュリティ図 )、情報漏洩の可能性がゼロであると断言できるものではありません。
このシステムに登録する個人情報が詳細であれば、利用者は便利であり、医療上の危険性(患者さんの取り違えなど)は低減されます。
しかし、情報漏洩が生じた場合の損害は大きくなる可能性があります。
患者会員個人の氏名や住所は個人識別の点から登録した方が便利で、医師が患者さんを取り違える危険性は減少しますが、このシステムでは氏名、住所の登録を行わず、基本的にIDだけでシステムが運用されます。
その代わり、患者さんの取り違えなどが生じにくくするために、仮の名前を登録するようにしました。仮の名前は変更可能です。
よって、このシステムでは医療情報(医療・介護従事者会員や患者会員の作成した文章記録や画像)に個人情報を含まないようにすれば(たとえば、医療・介護従事者会員や患者会員が作成した文章に名前や住所を書き込んだり、MRIに画像としてカタカナやローマ字の氏名が残されたりしないようにすれば)、このシステムのセキュリティが破られても第3者に個人を特定される危険性は極めて低くなります。
Eメールアドレスの登録は、漏洩した時のリスクが生じますが、会員への連絡に利用できるメリットもあります。
以上のような点から、
患者会員個人でそのメリット(利便性や医療上の安全性)とリスク(個人情報漏洩の危険性)を勘案していただいた上で、任意登録の個人情報を登録してください。
また、
現段階では保険証番号やクレジットカード番号の登録は行っておりません。このような情報をこのシステム上に記録した場合の責任をこのシステムは負えません。
このような運用のため、利用者個人がIDを紛失した場合は、このシステムの中で利用者のIDを検索することは不可能となります。
そこで、このシステムの管理者はインターネットに開放されていない別のデータベースに個人の氏名、住所、電話番号などの個人情報とIDを保存管理します。
そのため会員登録やIDの問い合わせはweb上では提供していません。
このシステムの目的は、患者会員、医療・介護従事者会員が効率的に医療情報を共有し、医療における利便性、安全性、経済性を向上させる事にあります。
一方でコンピュータネットワークを利用したシステムである以上、情報漏洩のリスクは存在します。利用者の皆様の許容できる範囲でご利用ください。